子どもへの虐待について、ちょいちょいニュースになりますよね。
本当に残念ですが、これが現実という面もあります。
今回は、子どもが生まれても愛せないんじゃないか。実は子どもがちょっと苦手というお悩みの方へのヒントになるかなと思って書いてみます。
子どもは無条件に愛せるもの?
私は、基本的には愛せると思います。ただ、愛せない人もいることを受け入れる必要もあると思います。
なぜか。
自分の常識が相手の常識とは限らないからです。家庭環境も違いますし、成長過程も違います。歩んできた人生そのものが十人十色ですよね。
ですから、子どもを愛せないという女性がいても、なんら不思議ではないです。
ただ、愛せないという人も生まれてからずっとそうだったわけじゃないと思います。
どうして子どもを愛せない人がいるんでしょう
これは、以前子どもが苦手といってた友人の話です。仮にA美さんとします。
A美さんは結構なお嬢様で、学歴もありしっかりしつつも、女性的な気配りもできる方です。そんな彼女が何故、子どもが苦手なんでしょうか。
話を聞いてみると、子どもが親の顔色を窺って行動しているように見えてかわいくない。だそうです。
私は、子どもの無邪気さにそんなネガティブな印象はなかったので、驚きました。さらに深く聞いていくと、どうやら原因らしきものが分かりました。お母さんからの過干渉がありました。それも結構な。
付き合う友達の管理はもちろん、付き合う男性については、学歴、年収、職業、家柄まで口を挟んできます。そこに反発もできず従ってしまうA美さん・・
お母さんも悪気はなかったでしょう。良かれと思ってやってきたはずです。
男性については、人柄などの相性だったら分かりますが、家柄とか言われちゃうと、ほとんどの男性はアウトですよね。当然A美さんも苦労していました。でも、私は、自分が良いと思った男性だったら頑張ればよいと思っちゃうんですが、A美さんはお母さんにはしばらく勝てませんでした。
ここからは推測ですが、子どものころから過干渉の親の元でA美さんは親の顔色を窺って生きるしかなかったんじゃないでしょうか。本当に辛かったでしょうね。
だから、子どもに対してポジティブに考えられず、ビクビクしてしまい、苦手意識を持っていたわけです。
私は以前にも言っているアドラー心理学では、過去のトラウマを探しても意味がない旨があります。
A美さんがアドラー心理学を知っていたかはわかりませんが、その後、A美さんは無事自分で結婚相手を見つけ、お子さんもいます。しかも、実際に子どもが生まれてからは子どもへの意識が真逆になったんです。
認知が変わって、以前の「子どもは計算された行動で嫌だ」から「本当に無邪気だ」と思えるようになったんです。
A美さんは今まで以上に魅力的な女性になっていました。
お母さんからの脱却が子どもへの苦手意識を克服したと言えます。
未来は変えられる
もし、A美さんのように過去に辛いことがあって、子どもを愛せないという未来に悲観したとしても、未来はあなた自身で変えられます。変えてください。
過去の辛いことを引きずって未来まで辛くしてしまったら、自分がかわいそうじゃないですか。
過去は過ぎ去ったものです。しかも変えられません。過去は過去としてしまっておいて、前をみて自分の人生を作っていきませんか。
コメント